41.海外でリーダーシップを発揮して働くために
これを当社の営業マンだけで密にカバーすることは無理なので、代理店にも公開した。
そうすると、今度は代理店から、1)、2)のお客様でも支払いの悪いところがある。
そこは積極営業から外したいという意見が出た。
当社は、代理店との支払契約は、銀行取引であるが、代理店は、この数々ある
販売店と全部現金取引である。後日、代理店と営業周りに出たとき、その大変さが
よくわかった。
代理店の営業が大きなボストンバックを大事そうに抱えて、販売店を回る。片時も
手放さない。それもそのはず、販売店を回りながら売上代金を現金回収しているのだ。
回収した後営業マンに「どうだった?全部回収できた?」と聞くと、ほとんどが「いや、
80%、70%の回収率で、あとは来月にといわれた」などとサイトどおりにきっちり
払ってくれる販売店はあまり多くなかったようだ。
だから、代理店の社長は、自社営業マンがサイトどおり回収できたら、給料に+αで
報酬を出しているとの事だった。
いずれにせよ、当社営業マンだけでなく、代理店とも共有化できた。
この数字は、各1)や2)に該当する販売店が、まだまだ多いように思えるが、各県別や、
販売店通り別に分解して持っているので、そうなるとかなり少なくなる。
例えば、全体では、1と2のセグメントで800店あるが、エリア別に分けると例えば1エリア
100店ぐらいになる。
これを代理店の営業マン加えるとさらに少なくなる。つまり重点店をかなり絞りこんで
見えるようにし、しっかり集中して営業可能ということになる。
加えて、私にとっても助かるのは、ベトナムでは、前述したように販売店と飲みの付き
合いが多い。アルコールのからきし弱い私は、全部全力で付き合うと死んでしまう。
これだと、がんばって飲むお客さん、多少申し訳ないが、手を抜いていいお客さんが
一目瞭然になるので、これで肉体酷使も結構緩和された