70.海外でリーダーシップを発揮して働くために
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7)シンプルな進捗管理体制
上記に加えて、倉庫を設置して、あずけ在庫制度を廃止する。
端末を各注力販売店へ導入して、迅速オーダーや商品情報を提供する。
という打ち手が残っている。
しかし、これは投資も結構かかり、導入するには交渉が難航する(
特にあずけ在庫廃止について)可能性があり、まずは時期を見ることにした。
現在までの現地スタッフ、代理店と決めた打ち手を実行することにより、
業績に反映することが充分に可能。また順番的に業績を上げておいて、
投資のかかる次の打ち手へ移行する方がいいとも考えたためである。
さて、行動のポイントは決めた方策を狙い通りに行動できるか?ということと
その進捗をチェックする仕組みの構築である。
私はまず、営業スタッフの週報を月報に変え、下記のように変更した。
今までの週報は、どちらかというと市況、競合、自社の状況という感じで、
文章をずらーっと書く形であり、義務感のような週報だった。
現地スタッフは、当然英語で書くので読むのに時間がかかる(笑い)。
それを止めて、狙いをはっきりさせて、簡潔に書けるようにした。
また頻繁に提出しなくてはならない週報ではなく、月報で良いという形にした。
狙いが無く義務感で出す提出物などは営業活動の時間の妨害になるので、
即止めた方がいいという考えからだった。