11.海外でリーダーシップを発揮して働くために
この間も、ベトナム人スタッフや所長は、お客様のテーブルを回り続けたり、
(つまり飲み続けるということ)、リクエストがあればベトナム語でカラオケを
歌ったりとお客様サービスに全力で取り組んでいる。
いよいよパーティも終わりに近づいてきた、ビンゴゲームも1位を残すところとなった。
実質的には、この1位の発表でパーティは終了になる。ベトナムの面白いのは、
この手のパーティは、終わりの締めの言葉なしに、お客さんが三々五々勝手に
解散していくところにある。
もうすでにビンゴゲームで景品が当たった人や、パーティ後に予定のある人は、
勝手に席を立って帰っていく。こういう形なので、我々日本人駐在員も、ビンゴ
ゲームの1位抽選の前ぐらいから、お客様を送り出すために、出口側に並んで
待機することになる。
やがて、大歓声と共に1位の人が発表され、薄型TVを獲得した。パーティ終了だ。
お客様が出口に向かって大量にでてくる。ベトナム人のお客様はみんな笑顔だ。
日本人駐在員は握手をしながら送り出す。いやー言葉は全くわからなかったが、
なかなかの盛り上がりだった。
まさに経済がどんどん発展していく最中であり、若年層の割合が高いベトナムの
勢いを肌で感じたパーティだった。
同時にこういうお客様への泥臭いもてなしもしながら、業績の拡大に励んでいる
日本人駐在員、ベトナム人スタッフの苦労も感じた。
これをなんといってもベトナム全国33箇所で行うのだから。。。アルコールの弱い私は、
かなりまいったが、良い経験だった。