6.海外でリーダーシップを発揮して働くために
今回の下見は、約1週間の予定。主な目的は、ベトナムのビジネスの
実態を肌で感じるということ。
あと生活環境や、子供の学校の様子見といったところ。ホーチミンの所長は、
しっかりとスケジュールを組んでくれていた。
ここで私がどんな関係の仕事をしているのか、多少ご説明させていただくことにする。
私は、住宅設備機器、建材関連のメーカーに勤めている。本社は日本にあり、
ベトナムはその子会社という位置づけになる。ベトナムのその子会社は、住宅設備機器を
中心に製造販売している。
日本への輸出は10%未満で、ほとんどベトナムで製造したものをベトナムで販売する
ビジネスだ。
だから営業のお客さんもほとんどベトナム人になる。私がホーチミンで3代目営業所長
として
赴任した時は、ベトナム創業後約10年が経過していた。
この11月から12月の繁忙期は、どうやら販売プロモーションを行っていて、その一環でベトナムのお客様を招いてパーティを行っているとの事。
当時当社ベトナムの会社は、ハノイに工場と本社機能を持ち、営業所はハノイと
ホーチミンだった。このお客様向けパーティは全国33箇所で開催。
ホーチミンの所長は原則、そのエリア管轄のパーティのみ出席でOK。だが、
社長は33箇所すべてに出席との事。社長も大変だ。
ベトナムのビジネスの実態を肌で感じるということに関しては、このお客様向け
パーティ数箇所に出席することを通して実現することになっていた。
生活環境に関しては、街を観光したり、買い物をしたりで実現。子供の学校の様子見は、
実際に学校を訪問することによって実現。というスケジュール内容であった。