8.海外でリーダーシップを発揮して働くために
3)お客様パーティへ出席
翌朝 寝坊せず何とか7時30分の出発に間に合った。ちなみに日本との時間差は2時間。
ベトナム7時30分なら、日本は9時30分だ。これからパーティ会場のCan Tho市へ行く。
前述したが電車はないので、車で行くことになる。Can Tho市はホーチミン市から南西方向
に約80Kmといったところか。日本なら高速道路が整備されているので、この距離だと1時間
ぐらいで着くが、ベトナムは、この当時はまだ一般道路しかなく、途中で川をフェリーで渡るので、約5時間かかるとのこと。ともあれ、所長とベトナム人スタッフと車に乗り込んだ。
ホーチミンを出発し1時間30分ほどしたところで、朝食タイムとなった。ローカルの店で朝食
をとるらしい。出されたメニューをみてもすべてベトナム語なので、全くわからず、所長と同じ
ものをオーダー。 それはフーティウという麺だった。飲み物は?といわれこれもわからず、
みんなと同じ冷たいお茶(チャダーと発音する)を頼む。
まもなくオーダーしたものが来た。
麺は非常に美味だが衛生面はどうなのだろう?みんな食べる前に箸や皿を拭いているな。。。
冷たいお茶も氷ががっぽり入っているが、確か本ではローカル店で氷の入った飲み物は
飲むな。。。と書いていたが。。。 でもまあ所長含め、みんな飲んで食べているので大丈夫か。
と勝手に自分を励ましてすべて食した。
その後 またCan Tho市に向かうため車に乗ったが、いつお腹をこわすか気が気でなかったのを覚えている。(結果的にお腹はこわさなかったが)
さらに3時間30分ほど車に揺られて、Can Tho市へ着いた。ここはベトナムの南部メコンデ
ルタ地域でも人口の多い市であり、結構拓けていた。昼食をはさんだあと、(ちなみにこの
昼食もローカル店で、貝やさかななどたくさん出たし、氷入りのお茶も出たが、もう気にせず、
食べて飲んだ。やはり一人だけみんなと同じものを食べたり、飲んだりしないのは気が引ける
ものだ。(特に間もなく所長となる身では)
早速、パーティ会場兼ホテルとなる会場に直行し、パーティの設営にとりかかる。
ちなみにパーティといっても当然 販売促進活動の一環なので、新商品の展示やプレゼン
のためのプロジェクターなどの準備も行う。加えて、パーティでお客様に楽しんでもらうための
ゲームや景品の準備も行う。
そして、16時ごろ設営準備が終了した。所長より、17時再度 会場に集合ということで各々
小休止となった。私も疲れたので、ホテルの部屋に戻って少し寝る。うとうとしたと思ったら、
突然すごい雨音で目を覚ます。スコールだ。ああこれが東南アジアのスコールかと感じた。
雨もバケツをひっくりかえしたようにすごいが、同時に雷もすごい。熱帯地方特有のやしの木が風雨で激しく揺れている。ホテルの窓から見えるその風景が、異国に来たことを強く感じさせる。
そのうち集合の17時になったので、会場に向かうが、すさまじい雨なので持参した折り畳み傘を持って出た。