shyumahaのブログ

海外でリーダーシップを発揮して働くために、私が海外勤務経験から得た体験記を記しています。

37.海外でリーダーシップを発揮して働くために

―コラム(食生活、衛生面など)―

完全に無菌状態である日本での生活に慣れている我々は、やはりベトナムでは、

時々強烈な洗礼を受けるときがある。

 

私はそれでも洗礼は少ない方だったが、でんぐ熱で日本への帰国を余儀なくされた人

(蚊が媒介するので、防ぐことは難しい上、予防接種も無い。最悪の場合は死に至る

可能性もある病気)。

原因不明の湿疹、朝起きたら顔が大きく腫れていた等、よくわからない病気にかかっ

た人もいた。

 

特に食べ物にあたることが多く、私も1年に1、2回はあたっていた。ひどいときは

上げ下げ両方来るので、結構きつい。

 

そんなときは、日系の医者にかかる。ベトナムの人には申し訳ないが、ローカルの

医者にかかるのは正直怖い。注射器もちゃんと新しいものをつかっているのだろうか?

などという不安がでてしまう。

 

ところで、ベトナムの人は、何かからだの調子がおかしいとすぐに医者に行くのではなく、

まず薬局に行くらしい。私がベトナム勤務3年経ったころ、インフルエンザにかかって

しまった。高熱が出てあまりにしんどいので、ついにデング熱にかかったか?と不安になり、

医者に行った。

 

診断結果は、インフルエンザでタミフルを処方された。熱が下がってもウイルスは2日ぐらい

死なないので他人にうつす可能性がある。だから、会社には行かないでくださいと。言われた

 

私は、待てよ。同じような症状のベトナム人スタッフが私の斜め前の机に座っていたな。

彼も絶対インフルエンザだなと思い、病院を出た私は、会社に電話をし、彼も会社を

即休むように伝えた。

 

2人とも回復した後、会社で彼に聞いてみた。医者行った?彼はいいえ。ベトナムの人は

調子が悪いときどうするの?と聞くと。まずは薬局に行って症状を訴えて、薬をもらいます。

それで1週間ぐらいして治らない場合、初めて医者に行きます。

 

そういえば、ハノイデング熱になった現地スタッフも、1週間ぐらいたって、初めて医者に

行ってデング熱といわれたらしい。薬局に最初に行くのは本当なんだなと思った。

ただ、インフルエンザのような伝染性のある病気は、その間撒き散らされることになるが。。。

 

あと、おなかを壊したりした場合、ベトナムでは正露丸などほとんど効かなかった。

しかし、薬局に行くととても効く薬をくれる。ただあまりに安いので、怖くなり飲めない

日本人が何人かいたが。